プリンタドライバの主な制限事項について説明します。
CUPS動作設定による使用制限
CUPSを使用して印刷を行う場合は、以下の制限があります。
1. lprコマンドでは、指定したオプションのパラメータに誤りがある場合は、オプションにより動作が異なります。PageSize, MediaType, InputSlot以外の場合は、警告なしに印刷ジョブが強制終了します。
【オプションのパラメータに誤りがある例(強制終了しない場合)】
lpr -P MP600 sample.ps -o MediaType=plan -o CNQuality=2
2. lprコマンドまたはcngpijコマンドで画像ファイルを直接印刷する場合は、CUPSはデフォルトで画像を印刷領域の中央にセンタリングし(用紙サイズにユーザー定義用紙を使用した場合を除く)、かつ余白を含めた画像を印刷領域の大きさ分展開します。そのため、CNLocationオプションは、印刷領域全体に展開された余白および画像に対して作用します。
3. lprコマンドまたはcngpijコマンドで画像ファイルを直接印刷する場合、複数枚に分割して印刷されることがありますので、その場合は画像の大きさを調整してください。
4. lprコマンドまたはcngpijコマンドでPostScriptファイルを印刷する場合は、CUPSはそのPostScriptファイルを印刷領域の左下角に寄せ、かつPostScriptファイルが定義する大きさ分展開します。用紙サイズより大きなPostScriptファイルを印刷しようとした場合、用紙サイズよりはみ出した部分は印刷されません。
動作保証・プログラム等の保証の免責
1. 操作説明に記載された手順、方法等に対して、動作の保証をするものではありません。
2. 操作説明に記載された操作方法、手順によって、次の事象等が発生した場合でも、キヤノン株式会社、キヤノンマーケティングジャパン株式会社は何ら責任を負いかねますので、その旨をご理解の上ご使用ください。
当該操作、手順によって、お客様のシステムにインストール済のプログラムまたはシステムなどに何らかの異常が認められた場合
お客様のプリンタの動作に何らかの異常が認められた場合(プリンタが正常に動作しないと認められた場合)
印刷の動作や結果(品位・品質等)に満足いただけない場合