ステータスモニタを起動しておくと、印刷状態やインク残量などのプリンタ情報を表示します。
ステータスモニタは、独立したアプリケーションとして提供されます。
1. ターミナルソフトのコマンドラインから、次のように入力します。
[user@zzz /yyyy]$ cngpijmonmp600 [プリンタ登録名]
例:
[user@zzz /yyyy]$ cngpijmonmp600 MP600
ステータスモニタが起動し、印刷状態やインク残量などの情報を表示します。
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ステータスモニタを起動するコマンドをデスクトップにショートカットとして登録しておくと、ステータスモニタを簡単に起動することができます。 |
1. 印刷が開始されるまでステータス表示ができません。
ステータスモニタを起動した際に、印刷が開始されていない場合は、ステータス情報が取得できないため、「待機中」のメッセージのみ表示します。
2. プリンタ電源OFFの検出を行わないため、プリンタの電源をOFFにした状態では、プリンタの状態を表すメッセージは表示されません。
3. ログインしているユーザーとは異なるroot以外のユーザーが、cngpijまたはステータスモニタを起動しようとした場合は、xhostの実行をしないと、「cannot open display」とメッセージが表示され、cngpij、ステータスモニタを起動できません。「xhost [hostname]」というコマンドを実行してください。
4. 印刷を行ったユーザーとは異なるユーザー権限でステータスモニタを起動すると、ステータスモニタは起動できますが、そのジョブに関するステータス取得はできません(ステータスは「待機中」のままとなります)。
5. cifコマンドを使用して印刷を行った場合は、ステータスモニタにステータスが表示されません。
6. LAN環境が構築されていて、IPアドレスを設定している場合、ステータスモニタが正常に表示できない場合があります。
その場合はCUPSのセキュリティ設定変更を行う必要があります。
/etc/cups/cupsd.confの以下の項目に、設定しているIPアドレスを追加し、CUPSデーモンを再起動してください。
<Location />
<Location /admin>
例:
:
:
<Location />
Order Deny,Allow
Deny From All Allow From 127.0.0.1
Allow From XXX.XXX.XXX.XXX <- この行に設定しているIPアドレスを追加してください。
</Location>
:
:
<Location /admin>
:
:
Order Deny,Allow
Deny From All
Allow From 127.0.0.1
Allow From XXX.XXX.XXX.XXX <- この行に設定しているIPアドレスを追加してください。
:
:
</Location>
ここでXXX.XXX.XXX.XXXは設定しているIPアドレスを示します。
ネットワーク等に関するセキュリティ設定については、「CUPS Software Administrators Manual」(http://www.cups.org/sam.html)を参照してください。