F.3 アプリケーションからの印刷

Photo by (c)Tomoyuki.U(http://www.yun.co.jp/~tomo/photo.html)

アプリケーションから出力される画像は、指定されたサイズ(A4など)のpsファイルとして出力されます。
ただし、アプリケーションがパノラマサイズでのps出力に対応していないため、アプリケーション上では他の用紙サイズを使用することになり、パノラマサイズの用紙に合った大きさで画像を配置することができません。
この結果、bjfilterが受け取るデータには余白ができてしまい、bjfilterの「フィットページ印刷」オプションを指定しても、パノラマサイズの用紙ぴったりに印刷することはできません。

アプリからの印刷

そこで、以下のように余白を削除してパノラマ用紙への印刷を実現する方法について説明します。

  1. アプリケーションで画像の一部を切り取り、画像のアスペクト比を用紙のアスペクト比に合わせます。
    GIMP などで画像の一部を切り取ります。画像加工の例は「付録G 画像の加工」を参照してください。

  2. アプリケーションの印刷コマンドを設定する欄で、lprコマンドに<-J”--bboxon”>をつけて印刷します。
     例: lpr -Ppixus550i_usb_ps -J”--bboxon”

  3. bjfilter のUI 上で、用紙の種類で「スーパーフォトペーパー」を選択します。

  4. [ページ設定]シートをクリックして用紙サイズで「パノラマ」を選択し、「フチ無し全面印刷」と「フィットページ印刷(デフォルト設定)」を両方設定します。

用紙のアスペクト比と印字領域のアスペクト比が異なる場合に生じる差を分散させるため「センタリング」も選択することを推奨します。

アプリケーションからの印刷