ジョブがスプールファイルに溜まっている可能性があります。
「xhost [hostname]」を実行せずに、印刷要求をしてしまった場合、BJフィルタの設定画面が表示されず、ジョブが溜まったままになります。
この場合は、lprmコマンドでジョブを削除し、「xhost [hostname]」を実行してください。
または、印刷時にキューの名前を間違えた場合など、他のキューにジョブが溜まっている可能性もあります。
1つ1つのキューを確認して、すべてのジョブを削除してください。
【pixus550i_usb_psのキューのジョブ番号10を削除する例】
現在、pixus550i_usb_psに送られて溜まっているジョブを一覧表示させます。
lpq -Ppixus550i_usb_ps
その中から削除したいジョブが、ジョブ番号10であることを確認したら、以下のコマンドで削除します。
lprm -Ppixus550i_usb_ps 10
lprmコマンドで削除できない場合には、コンピュータを再起動した後、キュー内のジョブをlprmコマンドで削除してください。
![]() |
rootにて、/var/spool/lpd/内のファイルを強制的に削除すると、システムに不整合が生じることがあるので、決して自分では削除しないでください。 |
印刷データによってはpostscriptファイルをghostscriptでPPMに変換する際エラーになることがあります(postscriptファイルをghostviewで開いてみるとエラー表示されます)。
他のアプリケーションを使用して試してください。
アプリケーション、pixus550i_psおよびBJフィルタで指定する用紙サイズを同一にしてください。
pixus550i_psで指定できる用紙サイズのパラメータは、以下のとおりです。まったく同じサイズがない場合は、縦横ともに大きいサイズを指定してください。
pixus550i_psで指定できる用紙サイズのパラメータ → a5 / a4 / b5 / letter / legal / a6
上記3箇所の用紙サイズを一致させても、元データの縦横比率によっては、アプリケーションによる拡大縮小時に余白が多くなってしまうこともあります。
また、画像を切り取られたくない場合は、/usr/local/bin/pixus550i_psで指定する用紙サイズを、アプリケーションで指定する用紙サイズより大きくしてください。
A4、legal、ユーザー定義用紙の最大サイズについては、プリンタ本体でサポートしている印字幅に制限されます。
/usr/local/bin/pixus550i_psファイルで指定している用紙サイズに合わせて切り取られた画像は、最終的にBJフィルタで指定した用紙サイズにまで拡大されますが、プリンタの印字幅に制限されるため、画像サイズの拡大率が同一となります。
拡大される画像には、余白部分も含まれるので、余白を少なくすれば、画像自体を大きくすることができます。
1つ目の印刷が完了するまでお待ちください。完了後、次の印刷に対する、パラメータ設定画面が表示されます。
プリンタ本体のLEDでエラーが表示されている場合は、その原因を取り除いてください。
TIFFファイルは非圧縮モード以外では印刷できないことがあります。
BMPは24ビットデータ形式のみサポートしています。
以下にサポートしている画像フォーマットを示します。
上記フォーマット以外は、アプリケーションから印刷してください。
アプリケーションから印刷する場合は、ghostscriptでレンダリング処理を行っており、このときに線が欠けてしまう可能性があります。
印刷したい対象が、BMP、PPM、TIFF等の画像ファイルであれば、コマンドラインモードで--fitオプションを指定して印刷を行ってください。
印刷を頻繁にキャンセルすると、この現象が発生しやすくなります。
アプリケーションからの印刷時に内部で使用されるghostscriptは、/tmp の下に一時ファイルを作成していきます。
大きな画像を印刷すると、この一時ファイルも大きくなります。一時ファイルの数が増えると、ディスクスペースを圧迫していきます。
ghostscriptの一時ファイルは、基本的にユーザーが手動で削除する仕様になっています。
rmコマンドでgs_から始まるファイルを削除してください。
BJフィルタ内部でのスケーリング処理では、このような現象が起こることがあります。
印刷したい画像ファイル(TIFF、BMP、PPM)をフォトレタッチアプリケーション等で拡大縮小し、その画像ファイルをコマンドラインモードから印刷してください。
「付録B インストールされるファイルとその場所」を参照してください。
Linux起動時に、必ずターミナルで「xhost [hostname]」を実行してください。
「xhost [hostname]」を実行せずに印刷を行った場合は、スプールファイルが残ってしまうので、lprmコマンドを利用して必ずスプールを空にしてください。
/etc/printcap.local(TurboLinux7の場合はprintcap) に「:mx#0:\」の設定が必要です。
この設定がない場合は、印刷できるファイルサイズの制限を受けてしまいますので、必ず設定をしてください。
カーネルの障害です。
ハングアップから復帰するには、以下のいずれかの操作を行ってください。
Linuxのプリンタドライバにデバイスリセットが実装されておらず、プリンタリセットができないのが原因です。
以下に復帰手順を説明します。
まず、すべてのジョブを削除します。
その後、次の4つのうちのいずれかを実行してください。
TurboLinux7でのみ発生します。
デバイス情報ファイル/dev/usb/lp0のグループ属性とオーナー属性を、下記のようにlpに変更してください。
[root@zzz /yyyy]# chgrp lp /dev/usb/lp0 [root@zzz /yyyy]# chown lp /dev/usb/lp0
Linuxのプリンタドライバからプリンタのステータスを正しく取得できないことがあります。
そのため表示が変わりません。一度ステータスモニタとUIを閉じてください。
パラレル接続時のみ発生します。
ステータスモニタを「×」で閉じ、印刷をキャンセルしてください。
lprmコマンド等を使用することでジョブを正常にキャンセルすることもできます。
大量に印刷して時間がかかる場合、Linuxのタイムアウト設定で強制終了されることがあります。
タイムアウトしない設定にするには、以下のいずれかの方法で対処してください。
アプリケーションの障害です。
アプリケーションの障害です。