1. インストール

インストールの手順は、次のとおりです。

  1. Linuxのインストール
    Turbolinux 8 Workstationのインストールを行う際には、以下の2点に注意してください。


    詳細は、パッケージに付属の説明書を参照してください。

  2. Linuxの起動
    インストール後にLinuxを起動し、rootでログインしてください。

  3. rpmファイルのコピー
    次のrpmファイルが必要です。あらかじめ任意のディレクトリに、使用するプリンタに必要なrpmファイルを、キヤノンのWebサイトからダウンロードしておいてください。


  4. libpngパッケージのインストール
    あらかじめ任意のディレクトリに、"libpng-compat-1.0.12-1.i586.rpm"を、Turbolinux 8 WorkstationのコンパニオンCDからコピーしておいてください。
    Kterm等のターミナルソフトを起動し、次のコマンドを実行します。
     [root@zzz /yyyy]# rpm -ivh libpng-compat-1.0.12-1.i586.rpm

  5. BJフィルタのインストール
    rpmコマンドを使用して、BJフィルタをインストールします。
     [root@zzz /yyyy]# rpm -ivh bjfilterpixus550i-2.2-1.i386.rpm

  6. CUPS対応追加モジュールのインストール
    rpmコマンドを使用して、CUPS追加モジュールをインストールします。
     [root@zzz /yyyy]# rpm -ivh bjfiltercups-2.2-1.i386.rpm

  7. CUPSデーモンの再起動
    次のコマンドを実行します。
     [root@zzz /yyyy]# /etc/rc.d/init.d/cupsd restart

  8. CUPSデーモンの再起動をする前に、lpadminコマンドによるプリンタの登録を行わないでください。


  9. プリンタのスプーラへの登録
    lpadminコマンドでプリンタをスプーラに登録します。
     lpadmin -p [プリンタ名 ] -m [ PPDファイル名 ] -v [ デバイスURI ] -E

    【USB接続の例】
     [root@zzz /yyyy]# lpadmin -p PIXUS550i -m canonpixus550i.ppd -v canon_usb:/dev/usb/lp0 -E

    【パラレル接続の例】
     [root@zzz /yyyy]# lpadmin -p PIXUS550i -m canonpixus550i.ppd -v canon_parallel:/dev/lp0 -E

  10. デフォルトプリンタの設定
    印刷コマンドで、プリンタ名を省略した場合に使用されるデフォルトプリンタを設定します。
     lpadmin -d [プリンタ名 ]
     例: [root@zzz /yyyy]# lpadmin -d PIXUS550i

LAN環境が構築されていて、IPアドレスを設定している場合は、ステータス表示を可能にするためにCUPSのセキュリティ設定を行う必要があります。
/etc/cups/cupsd.confの以下の項目に、設定しているIPアドレスを追加してください。

例:
     :
     :
 <Location />
 Order Deny,Allow
 Deny From All
 Allow From 127.0.0.1
 Allow From XXX.XXX.XXX.XXX <- この行に設定しているIPアドレスを追加してください。
 </Location>
     :
     :
 <Location /admin>
     :
     :
 Order Deny,Allow
 Deny From All
 Allow From 127.0.0.1
 Allow From XXX.XXX.XXX.XXX <- この行に設定しているIPアドレスを追加してください。
     :
     :
 </Location>

ここでXXX.XXX.XXX.XXXは設定しているIPアドレスを示します。

ネットワーク等に関するセキュリティ設定については、「CUPS Software Administrators Manual」(http://www.cups.org/sam.html)を参照してください。