3.1.2 コマンドラインモード

コマンドラインモードで印刷する場合は、lprコマンドを使用します。

 lpr -P PIXUS550i [filenaname] {-o "option"}

印刷オプションとそのパラメータは、 lprコマンドの -o オプションに続けて " " で囲んだ中に指定してください。

【用紙サイズをA5、用紙タイプを普通紙に設定して印刷する場合】

 [user@zzz /yyyy]$ lpr -P PIXUS550i sample.bmp -o "PageSize=a5" -o "MediaType=plain"

  • プリンタ名を省略すると、デフォルトのプリンタが使用されます。
  • サポートする画像ファイルについては「BJフィルタ Ver.2.21 取扱説明」の「3.3.2 コマンドラインモード」を参照してください。

CUPS対応追加モジュールが用意する印刷オプションと、bjfilterコマンドオプションの対応は次のとおりです。
フチ無し印刷に関連するオプションは未対応です。

印刷オプション bjfilterコマンドオプション
PageSize papersize
MediaType media
InputSlot paperload
CNCartridge cartridge
CNQuality quality
CNHalftoning halftoning
CNRenderIntent renderintent
CNGamma gamma
CNBalanceC balance_c
CNBalanceM balance_m
CNBalanceY balance_y
CNBalanceK balance_k
CNDensity density
CNGrayscale grayscale
CNLocation location
CNPercent percent
CNCopies copies
CNPaperGap papergap

各オプションの機能は、対応するbjfilterコマンドに準じます。
指定しないオプションについては、デフォルトのパラメータで処理されます。デフォルトのパラメータについては、bjfilterコマンドと同じです。
詳細は「BJフィルタ Ver.2.21 取扱説明」の「3.3.3 スイッチ」を参照してください。

【デフォルトのオプションでsample.bmpを印刷する場合】

 [user@zzz /yyyy]$ lpr -P PIXUS550i sample.bmp

【用紙サイズをA5に設定して印刷する場合】

 [user@zzz /yyyy]$ lpr -P PIXUS550i sample.bmp -o "PageSize=a5"

【パラメータが存在しない印刷オプションで印刷する場合】

パラメータが存在しない印刷オプションについては、オプションのみ指定してください。

 [user@zzz /yyyy]$ lpr -P PIXUS550i sample.bmp -o "CNGrayscale"

  • 指定したオプションに誤りがある場合、オプションは無視され、デフォルトのオプション、およびパラメータで処理されます。
  • サポートされる印刷オプション、およびパラメータとその組み合わせは、bjfilterコマンドに依存します。詳細は「BJフィルタ Ver.2.21 取扱説明」の「3.3.3 スイッチ」を参照してください。
    例: “CNHalfToning=pattern”は、“CNQuality=4”または“CNQuality=5”とペアで指定可能