7. CUPS動作設定による使用制限
CUPSを使用して印刷を行う場合、以下の制限があります。
- 指定したオプションのパラメータに誤りがある場合、オプションにより動作が異なります。“PageSize”, “MediaType”, “InputSlot”以外の場合は、警告なしに印刷ジョブが強制終了します。
【オプションのパラメータに誤りがある例(強制終了しない場合)】
lpr -P PIXUS550i sample.ps -o "MediaType=plan" -o "CNQuality=2"
- CUPSのlprコマンドで画像ファイルを直接印刷する場合、デフォルトでCUPSは画像を印字領域の中央にセンタリングし、かつ余白を含めた画像を印字領域の大きさ分展開します。そのため、“CNLocation”オプションおよび“CNPercent”オプションは、印字領域全体に展開された余白および画像に対して作用します。
- CUPSのlprコマンドで画像ファイルを直接印刷する場合、複数枚に分割して印刷されることがありますので、その場合は画像の大きさを調整してください。
- lprコマンドでpostscriptファイルを印刷する場合、CUPSはそのpsファイルを印字領域の左下角に寄せ、かつpsファイルが定義する大きさ分展開します。用紙サイズより大きなpsファイルを印刷しようとした場合、用紙サイズよりはみ出した部分は印刷されません。