5. ステータスモニタについて
CUPS対応のステータスモニタは、従来のBJフィルタのものと異なり、独立したアプリケーションとして提供されます。
■起動方法
以下のコマンドでステータスモニタを起動します。プリンタ名を省略すると、デフォルトのプリンタが使用されます。
[user@zzz /yyyy]$ bjcupsmon PIXUS550i
■BJフィルタ用のステータスモニタとの違い
- 自動的に起動および終了しない
BJフィルタでは、印刷開始等の動作時に自動的にステータスモニタが表示されていましたが、CUPS対応版では、ユーザーが使用する際に、コマンドから手動で起動する必要があります。
- 印刷が開始されるまでステータス表示ができない
ステータスモニタを起動した際に、印刷が開始されていない場合は、ステータス情報が取得できないため、「待機中」のメッセージのみ表示します。
- プリンタ電源OFFの検出を行わない
BJフィルタでは、プリンタの電源をOFFにした状態でのステータスモニタの表示が、「プリンタと通信できません」とメッセージが表示されていましたが、CUPS対応版では、このメッセージは表示されません。
- xhostを実行をしないと、root以外の異なるユーザー権限では起動できない
ログインしているユーザーとは異なるroot以外のユーザー権限で、bjcups またはステータスモニタを起動しようとした場合、xhostの実行をしないと、「cannot open display」とメッセージが表示され、bjcups、ステータスモニタを起動できません。「xhost 'hostname'」というコマンドを実行してください。
- 異なるユーザー権限で起動すると、ジョブステータス取得ができない
印刷を行ったユーザーとは異なるユーザー権限でステータスモニタを起動すると、ステータスモニタは起動できますが、そのジョブに関するステータス取得はできません(ステータスは「待機中」のままとなります)。